デュフール
Dufour
(以下輸入元資料より)
戦後1940年代後半から50年代にかけて、オーブの一部の栽培家はピノ・ブランを植えました。ピノ・ブランには白コショウやミントのような官能的な香ばしさがあり、長らく”隠し味”としてブレンド用に用いられてきましたが、20世紀終わり頃から、樹齢50年以上となり品種のポテンシャルが十二分に開花したピノ・ブラン100%のキュヴェに取り組む生産者が出てきました。
その筆頭格がデュフールです。
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1999年から他に先駆けてピノ・ブラン100%のキュヴェを造りはじめたイヴ・デュフールは、パリジャンを中心とした意識の高いシャンパン愛好家に紹介してきましたが、いよいよ2008年、実質ビオロジーの本格的なリュット・レゾネを開始した2003年のミレジメを大々的にリリースしました。
2004年に父の志を引き継いだ息子シャルル・デュフールは、2007年からすべての畑で正式にビオロジーとビオディナミを開始し、2010年、「エコセール」の認証を獲得すると同時に100%ビオディナミに転換しました。 |
フレデリック・コサールから購入した樽で発酵させたシャルドネ100%のキュヴェなど、意欲的な挑戦にも取り組んでいます。
Bulles de Comptoir Extra Brut
セル・シュル・ウルスにあるキンメリッジアン土壌の優良区画「ル・シャン・デュ・クロ」より、ピノ・ブラン50%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ20%のブレンド。
平準樹齢30〜40年のVV。一番搾り果汁のみを使用。
マロラクティック発酵の後、澱引きをせずにそのままシュール・リー環境で熟成させ、さらに無清澄・ノンフィルターでビン詰めすることによって、うまみをごっそりと閉じ込めました。
現在販売中のものは2006年産100%で、事実上のミレジメです。
ドザージュは4g/lのExtra Brutで、リクール・デクスペディシオンには、(蔗糖と)自家製のピノ・ブランのヴァン・ド・レゼルヴを使用しています。
キュヴェ名の「ビュル・ド・コントワール」は、「(バーなどの)カウンターの泡」という意味で、美味しさや快楽をみんなで分かち合いましょう、という思いで名付けられました。
ノスタルジー溢れるラベルは、パリの作家でイラスト画家でもあるエマニュエル・ピエールによって特別にデザインされたものです。年間生産量3558本のみの限定品です。
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