ラベルのジャケ買いって意外にあるんです。特に低価格帯のワインはボトルの質感とか・・・。人と一緒に飲むときも、安っぽくないって案外ポイント高いですよね♪ |
『このワインには自分の名前を付けた。なぜならこれは自分自身だからである。』
アレクシス・リシーヌ氏といえば、かつてシャトー・プリューレ・リシーヌ(マルゴー第四級)のオーナーであり、シャトー・ラスコンブ(マルゴー第二級)の共同経営者でもあり、著書には、『Wine and Spirits Encyclopedia』や『Alexis Lichine’s Guide to the Wines and Vineyards of France』などがあり、世界的に名高い人物。
日本でも山本博さんが訳した「新フランスワイン」でお馴染みの方も多いかと思います。 |
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アメリカではボルドーワインを認知させた重要人物として『Pope of Wine』=「ワインの法王、教祖」と呼ばれ、第23代アメリカ大統領アイゼンハワー時代のホワイトハウスのワインセレクトを任されていたそうです。
そのアレクシス・リシーヌ氏の息子、サシャ・リシーヌ氏が自らの名前をつけて展開するワイン、「サシャ・リシーヌ」。 |
『このワインには自分の名前を付けた。なぜならこれは自分自身だからである。』
このワインにはそんな強いメッセージがこめられているそうです。
フランス産のニューワールドスタイル
コスパよし!ナチュラルな美味しさ
サシャ・リシーヌのワインのスタイルは、「フランス産のニューワールドワイン」。
若い頃から父親の影響もあり深く広くワインビジネスに携わった彼は、その経験を元に、世界各国のワインのトレンドやニーズを考慮したワイン、「豊かな果実味を前面に押し出したスタイルのワイン」をコンセプトにした「サシャ・リシーヌ」のワインを造り始めました。
赤ワインも白ワインも、非常にコストパフォーマンスがよく、ニューワールド的なたっぷりの果実味、素直な果実味に溢れ、口当たりはまろやか、フランスらしい引き締まった味わいを併せ持ち、アフターはとても心地よく、バランスが良くて、ナチュラルな美味しさがあります(見た目はこんなにワイルドですが、笑)。 |
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樽を使用していないのにこれだけ飲み応えを感じるのは、たっぷりな果実感からでしょう。
ソーヴィニヨンブランは、爽やかさもありながら飲み応えのある、ニューワールドのソーヴィニヨンブランに近い印象ですが、SB特有の香りに柔らかさがあり、やはり上品なフランスらしさも持っています。
レモンやライムの柑橘類、リンゴ、黄桃、そして清涼感のあるハーブ。口に含むと厚みのある果実感を感じ、しっかりボリュームがあります。
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カベルネ/メルローも、非常に豊かな甘い果実みがありながら、しっかり存在する良質の酸がアフターに現れ、ナチュラルな余韻を残し、お料理などにも非常によく合います。
、ブルーベリー、ブラックベリー、凝縮したベリーの甘い香りがたっぷり。口に含むと程よい熟したタンニンがボリューム感を感じさせながら、口当たりは滑らかで飲みやすいです。
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「国境なきワイン」
サシャリシーヌのラベルには「熊」「鷲」「雄鶏」が描かれています。
「熊」は、リシーヌ家のルーツであるロシアを、
「鷲」はリシーヌ家が長い年月を過ごしたアメリカを、
「雄鶏」はサシャ・リシーヌが生を受け、現在、ワインを生産しているフランスを
表しているそう。 |
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アレクシス・リシーヌ氏はもともとロシア出身ですが、米軍の一員(補佐官)としてアイゼンハウアー将軍に従った時期もあり、そして戦後は戦争で破壊されたフランスのぶどう畑を再建するために働いた人物。
サシャ・リシーヌ氏はボルドー生まれアメリカで育ち。20代の頃からアメリカとフランス間で多くのワインビジネスを手掛けてきました。
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そんなリシーヌ家の想いを背負って描かれたラベル。
3つの動物(国)が一つになったロゴは、「Vins sans Frontieres」=「国境なきワイン」というサシャ・リシーヌのコンセプトを表しています。
またこのコンセプトには、「美味しいものを造るためなら国や制度を超えて!」という思いも込められているそうです。 |
コンサルタントにはパトリック・レオン!
※元ムートンのワインメーカー
コンサルタントは、約20年以上シャトー・ムートン・ロートシルトのワインメーカーもつとめた、パトリック・レオン。
同じく二人の手にかかって造られる、プロヴァンスのロゼ「シャトー・デスクラン(シャトー・デスクロン)」(2006年購入)も世界中で非常に高い評価を得ており人気です。
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