1959年ワインを飲むにあたっての注意点
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昔からフランスなどで「ワインには旅をさせるな」と言われたように、ワインはとても繊細で、振動、光、熱、温度変化には大変敏感なお酒です。特に長期熟成されたヴィンテージワインはとてもデリケートですので、保管や運搬には十分お気をつけ下さい。
ヴィンテージワインの取扱方法
お手元に届いたばかりのワインは運搬の際に振動を与えられてしまっている為、美味しくご賞味いただく為には、2〜3週間、ワインに適した環境(下記参照)で落ち着かせた上で、沈殿した澱が舞わないよう、ボトルを静かに扱いながらグラスに入れてお召し上がりになられる事をお勧めいたします。
※ 抜栓にあたってのご注意 ※
ヴィンテージワインのコルクは大変繊細で壊れやすいものです。コルクが瓶の中に入らないよう気を付けて抜栓してください。(専用のオープナーなども販売されております)
購入した後の保存方法
ワインは呼吸し、生きています。 (1)高い温度、(2)温度変化、(3)光、(4)振動、(5)臭い、(6)乾燥、など にとても敏感で、品質の劣化や酸化を招いたり、液漏れが発生したりします。
購入した後、すぐに飲まずに保管される場合必ず、暑い場所には置かないで下さい。
→温度変化が少なく、涼しく、光があたらず、振動のない空間がベストな環境です。
ワインセラーが一番なのですが、基本的には冷蔵庫で大きな問題はございません。
理想を言えば、湿度が60%くらい、温度が15度前後で安定していること。振動がなく光が遮断されている状態がベストです。ただ、ワインセラーでもない限りやはりそれは無理ですので、ご家庭では冷蔵庫に入れることをお勧めしています。
よく床下の収納庫や押し入れ等と言いますが、現在の日本の夏などは明らかに暑すぎてしまうので、地下や日の当たらない暗い場所をお持ちのご家庭であっても、安心できる環境ではありません。ただ冷蔵庫は温度・湿度共に低すぎること、振動もありドアの開閉による庫内温度の変化や、食品の匂いが移ってしまう可能性があることから、長期の保存にはあまり適していません。
また、熟成は当然、保存方法に影響します。 やはり、熟成を楽しむ長期保存用ワインや、大事なワインを保管するのであれば、ワインセラーで保存する事が一番です。
例えば20年という、本当の長期熟成を考えられるのであれば、ワイン自体、熟成に絶えうるものであり、お値段もかなり張ると思われますので、そのワインに見合ったセラーをご購入された方が、良いと思います。(そのほうが安心です)
ご理解下さい
ワインの底に何か沈殿物/ワインの液体中に浮遊物について
沈殿物はワインの「澱(オリ)」と言い、熟成をしていく間に発生、不溶性となったワインの色素や渋味の成分がボトルの底に沈殿したもので、ワインの旨み成分ともいえるものです。
また、ワイン中のカリウムと酒石酸が結合し、結晶化して「酒石酸カリウム(酒石)」を生み出す事があります。
いずれも元来ワインが持っている成分ですので、人体に影響を及ぼすものではありませんし、長期熟成のシンボルとも言える存在です。ただ、口に入れて美味しいと感じるものではありませんので、お飲みになる際はそっと底に沈めたままお注ぎになるか、デキャンティングをしてお飲みになることをお勧めします。
味の保証について
申し訳ございませんが、ワインの保管状態や輸入ルートによって、酸化や酸敗、ワインへの悪影響の可能性は沢山あるといえます。またどんなに熟成環境が整っていたとしても、ブショネが起こったりすることがあるのが現状です。
世の中にはオークションに出されたり、様々な国を行き来して旅疲れしたワインも多くございますが、弊社ではなるべくお客様に満足していただけるよう、輸入ルートの確実な商品を選りすぐり、保管状態にも気を配っております。
ただ、ヴィンテージワインはその性質上、販売の時点で中身の味の保証はする事が出来ませんので、ご理解頂きますようよろしくお願い致します。
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