(1)「天地人」ラベル
飲み飽きないブルピノ
すっかりお馴染みになりました『天地人』ラベルのブルピノ。
中身は20%がACジュヴレ・シャンベルタン、フィサン、サントネをブレンド。
非常に複雑で飲み応えがあるのだけれど、1本気がついたら空いてしまっている飲み心地の良さもある赤。こういう赤は常に常備しておきたくなります。
(2)創業10周年限定白ワイン
「キュヴェ・ファミーユ」=「家族のキュヴェ」
長女のレアちゃん作、奥様のジェ・ファさんの絵がラベルに貼られた記念ワイン。
ワインは、「カリテ・フランス」の認証を受けたビオロジー(有機)栽培ぶどう100%を使用。
中身はACヴィレ・クレッセだというだけあってステンレスタンクのシンプルな造りですが、マコンの果実みやふくよかさも感じます。
完熟したレモンや夏みかん等の柑橘系の香り。白い花、セルフィーユなどのハーブ香。
口に含むと始めはスーと引き込まれるように飲みやすく軽い飲み口に感じますが、徐々にじわじわと旨みが追いかけてくるようで、アフターにも心地よい香りが残ります。
あくまでもシンプル。濃すぎず、薄すぎず、樽不使用なので極めて綺麗な造りですが、ふくよかな果実味をしっかり感じる事が出来、自然な上質感、体が喜ぶピュワな味わいです。 |
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(3)スパークリングワイン
繊細でフレッシュなクレマン!
繊細でフレッシュなクレマン!
去年ソウルで開かれたG20(主要20カ国・地域)首脳会議の際、世界の企業のトップ100人以上が集まるビジネスサミットの夕食会で、このクレマンが採用されたそうです!
シャルドネのみから造られるミネラル感溢れる、バランス・キレの良いスパークリングワインです。
日本人、仲田晃司が造る
「天地人」
一度見たら忘れられない『天地人』と刻まれたラベル。そのラベルには仲田晃司氏のワイン造りに対する強い志が込められています。
そのラベルの始まりもひとつの歴史的物語。 |
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念願だったジュヴレ・シャンベルタンに醸造所を移した際のお祝いパーティで、今は亡きブルゴーニュの神、アンリ・ジャイエ氏にお言葉を頂き、「自分自身のアイデンティティをワインに表現する」事を心に誓ったそうです。そして
『日本人であるということ』
『自然と人間に対する真摯な尊敬の念の象徴』
として、『天・地・人』が生まれました。
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現代美術家ジェラール・ピュヴィスの特製ラベル、こだわりのボジョレヌーボにも、ラベル背景に
「天・地・人」
の文字が隠れていました! |
◆漢字で書かれた『天・地・人』の文字
あえて漢字で書かれた『天地人』の文字は、日本人としての誇り。またルー・デュモンのDumont(=山)は、仲田氏の生まれた岡山県の高梁にある松山城をイメージしたもので、心の中にはいつも故郷があるという意味でつけられているそうです。
◆大きく書かれた『人』の文字
『天の恵みによって、地で育まれたブドウが、人の手を通じてワインになる』
それがワイン造りの本質と言われる『天・地・人』の本来の意。神の雫のドラマ第二話でも、どんなに出来の悪い年でも美味しいものを造ろうと頑張る人の力によってワインはひとつの作品となる、という話題として取り上げられていました。(原作の漫画でも第9巻にもルー・デュモンのワイン自体が堂々と取り上げられています、詳しくはHPで)
その中で「人」の字だけ若干大きく書かれている事にお気づきでしょうか?これは仲田さんの希望で大きくしたのだそう。
「天候も土壌も自分ではどうにも出来ないけれど、人は努力することでワインをもっと美味しくできる」
そんな想いが込められているのだそうです。
これだけの志を持った彼のワインは、日本人として誇りとも言うべき素晴らしいワインです。そしてそのワインは話題からではなく、真面目に地道にワインとしての評判を上げ、徐々に世界レベルで高く評価をされています。 |
【メゾン・ルー・デュモン】
Domaine Olivier Merlin
公式ホームページ:http://www.loudumont.com/
(以下輸入元資料)
オーナー生産者、仲田晃司氏。
大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。
「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、香港、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。 |
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2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。
参照できる日本のメディア
「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P143、
「Vinotheque」2004年11月号P67、
「リアルワインガイド」第8号P102、
「リアルワインガイド」第16号P36
Bourgogne Blanc Cuvee Famille 2008
ブルゴーニュ ブラン キュヴェ・ファミーユ
2008年ヴィンテージのみ造られた限定作品です。
「ルー・デュモンを創業してから丸10年が経ちました。ひとつの区切りとして、ここまで一緒に頑張ってくれた家内と、家族のみんなに感謝の気持ちを捧げたいと思い」、「キュヴェ・ファミーユ」=「家族のキュヴェ」と命名されました。
ラベルの絵は、今年9歳になる長女のレアちゃんが学校で描いた、奥様のジェ・ファさんです。
ワインは、「カリテ・フランス」の認証を受けたビオロジー(有機)栽培ぶどう100%で造られた、秀逸なAOCヴィレ・クレッセを格下げしたもので、仲田さんが特別感謝価格で提案してくれるものです。
平均樹齢30年。収穫量45hl/ha。天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクで17ヶ月間熟成。ワインで買い付け。 |
(以上インポーター資料より)
神の雫内のルー・デュモン、一部抜粋(第九巻)
日本人の祖母を持つ事で自分のフランス料理の腕を酷評され、そのトラウマから純血主義が極まり過ぎて100%単一品種のワインしか飲む事をしなくなった頑固な父に、結婚を認めてもらおうとしているフランス人の息子と日本人女性。その二人の力になろうと神埼雫が父親に薦めたワインが、ルー・デュモンのムルソーでした。
「このシャルドネ100%のワインはただのワインではない。ここには日本人の魂が込められている」
これを飲んだ父が心を開いたのは言うまでもありませんが、ゴッホの名作「花咲くアーモンドの小枝」と表現し、ルー・デュモンを高く評価しています。 |
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「葡萄品種の混合(アッサンブラージュ)という逃げ場のない単一品種のピノノワールやシャルドネだけで造るワインは、たとえ畑を持たないネゴシアンであっても、農家との深い信頼関係と葡萄を見る審美眼がなくては決して成功しない」
「だが2003のこれはどうだ!ここまで葡萄の本質を引き出し、いたずらに甘くなく一定の酸やタンニンを持たせることに成功させたとは・・・」
「日本人がここまでのワインを造るようになったのか。 いや違う。」
「日本人だから造れるワインなのだ、これは・・・」 |
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